yuhaku

yuhaku philosophy

職人による細やかな手作業。経験値と勘を要する機械技術。
どれも“良い物づくり”を語る上でのキーワードではあるが、
逆を言えば“良い物づくり”にはごくごく当たり前の事である。
yuhakuの革製品は、その当たり前の中の、
さらに見えない部分へのこだわりを大事にしている。 例えば染色。
ヨーロッパに見られるパティーナのような技法は
クリームでお化粧のように色付けされるグラデーションカラーだが、
yuhakuでは絵画技法をアレンジした独自の技術により
何度も手作業による染めを繰り返す事でそのグラデーションを表現することに成功した。
組織に染料を浸透させる事、それこそが染色なのである。
染料を浸した布を使い手作業にて15工程以上を踏み革を染め上げるのはもちろん、
さらにはミシン目ひとつも逃さず綿棒で丁寧に染める。
縫製はその製品の特徴によって、
自社の工房から最新の機械技術を持ったイタリアの工場まで自在に変える。
金具のひとつひとつもデザインし原型から起こし、トータルのデザイン向上を目指す。
手触りを求めて0.1ミリ単位で革を漉く。
どれも見た目にはわかり辛い小さな小さなこだわりである。
だがその目に見えにくいこだわりは、触り心地や使い心地を格段に良くし、
知らず知らずのうちに人間の感覚に訴える力を持つ製品を作り出す
当たり前の努力とyuhakuは考える。